設立者のプロフィール


プロフィット・リサーチ・センター取締役チーフ・エコノミスト

  リチャード・A・ヴェルナー

 

1967年、ドイツ・バイエルン州に生まれる。 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE、ロンドン大学)、オックスフォード大学大学院、東京大学大学院にて経済学を専攻。オックスフォード大学の博士。ドイツ銀行証券会社(1989)、野村総合研究所経済調査部(1990)、日本開発銀行設備投資研究所(1991)において初の「下村フェロー」に任命される。

1991年末、オックスフォード大学経済統計研究所の研究員として迎えられる。1991年10月、日本経済に関する処女作("The Great Yen Illusion")を発表。その論文において、市場のコンセンサスとは正反対に、日本が「歴史的規模の不況型クレジット・クランチ」に移行するであろうこと、及び、日本の銀行が破綻しかねない状況であることを指摘。

日本に戻り、1992〜93年、日本銀行金融研究所、大蔵省財政金融研究所で過ごし研究を重ねる。その間に、その研究は経済専門誌で高く評価されるようになった(参考: ロンドン"The Economist"誌上 Economics Focus, 1993年6月19日号)。1994年2月、ジャーディン・フレミング証券(アジア)のチーフ・エコノミストとして迎えられる。

積極的な論争攻勢が功を奏し、広く知られることとなった「リクイディティ・レポート」において、早くも次なる説を展開していった。日本経済に対して悲観的な見方をする数少ない論者の一人として、1995年の不況を正確に予測。独自のリクイディティー(信用創造)モデルを駆使しながら、1995年5月、市場のコンセンサスに対して再び立ち向かうこととなった。その時、急激な円安と1996年のGDP成長率の迅速な加速を予想した。1996年に機関投資家向け雑誌"Institutional Investor"の日本経済部門におけるエコノミスト・ランキングで第2位、1997年にも欧州の"Greenwich Survey"においても第1位に選定された。また、日本の投資家の間ではトップ10の一人として目されている(1997年、週刊「エコノミスト」誌調査)。投資家からは、その研究の独自性と明快性が注目を浴び、投資判断に必要不可欠と評価されている。

アジア開発銀行が実施する「アジア経済危機」調査プロジェクトのタイ、韓国、インド問題担当のチーム・リーダーとして任命されたのを機に、1998年、プロフィット・リサーチ・センターを設立、独自のモデルを会員顧客に提供するサービスを開始。2001年5月にはヴェルナー自身も待望していた著書「円の支配者」の日本語版が発売され、最初の5日で初版が完売となる。たちまちベストセラーとなり1ヶ月で10万部以上もの売上を記録。その後は日銀関連の話題がメディアで脚光を浴びるようになり、経済界や政界にインパクトをもたらした。自民党の一部の議員から支持も得るようになり、ヴェルナーは新たに発足された日銀法改正委員会にアドバイスをした。また、2001年から3年間、大手企業の共済会の資産運用委員も務めた。

1997年より、日英両国において大学講師。2005年から英国国立サウサンプトン大学の教授。2003年に政界経済会議(ダボス会議)により「未来のグローバル・リーダー」として選ばれた。

ブルームバーグテレビでのヴェルナーのアプローチについてのインタビュはこちら()。